高橋一生ドラマ「みかづき」見逃し配信はある？第４話あらすじネタバレ感想も！

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日程：2019年2月16日（土）よる9：00

第１話視聴率　8.1％
第２話視聴率　5.5％
第３話視聴率　4.9％

更新しました！

第４回「懐かし我が家」

大島吾郎(高橋一生)が出ていってから3年後の昭和58年、大島千明(永作博美)は千葉県に自社ビルを建設し、高い合格率を誇る進学塾『千葉進塾』を経営していました。

塾激戦区を戦う中、『千葉進塾』では講師たちがストライキを起こしていました。
事務局長代理の次女の蘭(大政絢)が就業規則を振りかざし思い止めましたが、発起人の小笠原は一人反発し出ていきます。
追いかける千明に小笠原は、「吾郎先生に惚れ込んで教師になったのに、今は彼の理念がない。授業についていけず、落ちこぼれていく子がいる。文部省と同じだ。」と言いきり、去っていきます。

小笠原の言葉を受けて千明が授業風景を見ていると、非常階段のドアの開閉音が聞こえました。
何かと思い階段を見ると、男子生徒が漫画を読んでいたのです。
その話を勝見正明(勝矢)や国分寺にすると、授業についていけずぼんやりやり過ごす子どもや、抜け出す子どもがいると。
勝見は先日、昔の勝見塾の跡地に行ったと話ます。
あの時は吾郎と夢を語り合ったと。
懐かしそうに思い出を語る勝見はふと現実に戻ると、決意したように頭を下げならがお礼を述べます。
吾郎が退いた時から考えていたが、やりたいことがあるので退職したいとの事でした。
「勝見先生は、吾郎さんに惚れていましたものね」と了承する千明に、勝見は寂しそうに笑うと「私より彼に惚れ込んでいたのは、あなたでしょう」と言い返します。

その日の夜、千明は塾長室で昔のことを思い出していました。
吾郎と喧嘩した日のこと。
夢を語り合った日のこと。
母の赤坂頼子(風吹ジュン)が病室で吾郎に「無理しないで自分の人生を考えて」と言ったことを千明に詫びたこと。
千明はその言葉に「一人で大丈夫」と笑って答えたこと。

外に出ると辺りは真っ暗で、千明は『千葉進塾』を見上げます。
その後ろから音信不通だった吾郎が千明に声をかけ、千明は信じられない様子で本人か確認します。
吾郎は先ほどまで勝見たちと食事をしており、千明が毎日ビル前で吾郎の姿を捜していると聞いて会いにきたのでした。
千明はそれを否定するが、吾郎の「一人で大変だったね」の一言に涙を流します。
吾郎の腕をしっかり掴むと、引きずるように自宅に連れて帰ります。
その日は久しぶりに蕗子を除いた家族4人で夕食を囲み、大島家に笑顔が溢れていました。

吾郎は『千葉進塾』の講師に戻りました。
千明も用務員のふりをしながら、生徒の様子を見ていました。
そして落ちこぼれた生徒を救うべく、用務員室で無料の補習教室をしようと吾郎にもちかけます。
吾郎は千明の発言に共感し、二人で協力しながら昔の夢を叶えることを誓います。

それから数年後。
平成になったある日、長女の蕗子(黒川芽以)は女手一つで息子の一郎を育てていました。
そこへ千明が会いにいきます。
反発心からきつくあたる蕗子に、千明は力を貸して欲しいと言います。
いぶしがる蕗子に、千明は「私立の学校を作りたい」と言い、蕗子を驚かせるのでした。

千明の元から吾郎を慕い去っていく教師たちの言葉を聞くと、切ない気持ちになりました。
一人で頑張ってきた千明の中には、吾郎がまだ存在しており、一番側にいて欲しかったのは彼女だと思います。

それに対し、飄々と帰ってきた吾郎は千明とは対照的で、憎めない人柄が得しているな、と感じました。
掛け違いなっていたボタンがようやくピッタリ合ったような回に、最後は爽快感さえ感じました。

良かったの一言につきます。
来週はいよいよ最終回です。
蕗子を巻き込んでの千明の最後の夢が、どのように実現していくかが楽しみです。