有村架純ドラマ中学聖日記の第１話あらすじや感想は？相関図や原作についても！

まだ新米といえる国語教師・末永聖（有村架純）は、田舎町の子星中学校で初めて担任として3年1組を担当することになり、意気揚々としていました。
「生徒の笑顔が大好き」と本気で思っているため、気難しげにふさいでいる黒岩晶（岡田健史）にも真面目に声掛けし、仕事にまい進する意気込みです。
しかし、いざ働いてみると壁にもぶち当たります。
強面の塩谷教頭（夏木マリ）には服装が女性らしすぎ、いい香りを放ちすぎなどと咎められ、授業中には生徒がスマホで下着の色を想像し合う始末。
挙句のはてには、親切で声かけした晶にうっとおしがられ、反射的にビンタまでされてしまいます。
そんな聖の心の支えは、教師としての先輩・丹羽千鶴（友近）に相談することと、大阪に赴任しているエリート商社マンの彼氏・川合勝太郎（町田啓太）との遠距離恋愛でした。

一方、母子家庭ということもあり、家でも思春期らしいストレスを抱えていた晶は、学校で担任である聖先生に八つ当たりしたことを後悔していました。
下着の色あてで背後から水をかけられそうになった聖をさりげなく守ったりしますが、ますます聖を女性として意識してしまうのでした。
気分転換をしたくなった晶は、同級生の失恋騒ぎに付き合い、「夜思い出の品を燃やす」というイベントに出かけました。
ところが思いのほか火の回りが早く、火事一歩手前のボヤ騒ぎを起こし、率先して鎮火に勤めたため、火傷までしてしまいます。

運悪く、その時聖は東京に出ていました。
勝太郎が出張ついでに異動の送別会に参加するため、会おうという約束をしたのです。
思い出のキャンプ用品売り場で指輪付きのプロポーズをされ、聖はもちろんOKします。
送別パーティでは勝太郎の上司・原田律（吉田羊）に挑発的なエールを送られ、お酒もかなり飲んでしまい、将来設計に不安はありつつも、幸せいっぱいの聖でした。
そんなさなかに「生徒がボヤ騒ぎ」の電話連絡が入ります。
慌てた聖は、やむを得ず勝太郎に車で地元・子星平まで送ってもらうのでした。

地元の病院には関係生徒・保護者・そして塩谷教頭が集まっていました。
塩谷には小言と、地元を離れたり婚約者を連れてきたりするのは非常識だ、ということを戒められます。
また、ショックなことに火傷を負った晶から「生徒より親が先か」と辛らつな言葉を投げられます。
さらに、面談のかわりに晶の家を訪問した聖は、母親の黒岩愛子（夏川結衣）から衝撃的な話を聞きます。
自分の担任用IDやパスワードが盗まれ、受け持ち生徒が親に隠しているような個人的なことが、成りすましでメール配信されているというのです。
すっかり自信を無くしてしまった聖でした。
追い打ちをかけるように、3年1組の教室では生徒からのイタズラが待っていました。
黒板一面に婚約者とのことが描かれ、お祝いというよりも退職を揶揄するようなヤジが飛びます。
生徒の期待通り泣き崩れるかと思いきや…。
聖は踏みとどまり、真正面から生徒と向き合い、語りかけます。
もったいないほど素敵な婚約者であること、生徒達の方が大事であること、だから辞めないということ。
静まり返った教室で、晶は「聖先生は辞めない」ということに喜びの笑顔を隠せないでいるのでした。

離婚家庭で、最近母親・愛子とうまく話せない晶は、愛子が隠していた父親からの「晶に会いたい」との手紙を見てしまいました。
反抗期の態度のまま母親にキレた晶は、父親の居場所だけ持って家を飛び出します。
連絡を受け、雨の車で探しに来てくれた聖先生に、晶ははっきりと恋心を抱き、聖の婚約者にはやきもちを感じます。
自分の気持ちを隠しきれなくなった晶は、翌日学校で聖に気持ちを打ち明けます。

一方その頃大阪では、川合勝太郎がミステリアスな上司・原田律に関心を持ち始め、社宅のため同じマンションに住む律の部屋に上がろうとしていたのでした。